いつも大変お世話になっております。

やっと暖かい日がやってきました。桜の開花間近ですね。みなさま如何お過ごしでしょうか?

まだ寒かった2月25日第六回茶話会にご参加いただきありがとうございました🙇‍♂️

テーマは「イヤイヤ期、反抗期の付き合い方」でした。


うちの子はあまりイヤイヤ期がなかった、

反抗期はこれからだけどそう言えばこの前ちょっと生意気な言葉が出ていた、

男の子が大きくなってからの反抗期は体力的にも負けるしちょっと怖い、

など様々なご意見が出ました。親には話しにくいような話も気軽に話せる、おじちゃんや知り合いのお兄さんの存在も必要かも知れませんねという結論になりました。

既にご存じと思いますが、「安全安心の基地としての愛着」という考え方があります🏡🏡🏡

子どもは日頃愛情をもって可愛がり世話をしてくれる人がそばにいるだけで、心身ともに気持ちよく安心して過ごせ、その人の姿が見えないだけで泣き出したり落ち着かなかったりする、それを愛着と言います🫶

子どもの愛着対象が存在することは、ただ甘えるだけでなく安全安心の基地となります。その人の存在があるから子どもは安心感をもって外への冒険ができるようになっていきます😌

そういう意味から考えると、イヤイヤ期は子どもの安全安心の基地を確かめていることなのかも知れないですし、しっかり子どもとの信頼関係が築かれてきている証拠なのではないでしょうか。

反抗期に関して書いてある著書をご紹介したいと思います。

 とてもショッキングな題名ですが、著者は長年刑務所や少年院で矯正教育を行ってきた方で、「反抗期」について書かれています📖

「反抗期は『自己表現期』と捉える。」
「普通『親の言うことを聞かなくなる時』を『反抗期』と考えます。この一文には二つの『決めつけ』があると私は考えています。
まず『親の言うことを聞かなくなること』はダメと決めつけていることです。価値観には違う見方ができると書いたように、『親の言うことを聞かなくなること』は、『自分の気持ちを表現できている』という見方ができます。
そのとき、子どもの『言い分』に耳を傾けようともせず、『反抗期だ!』と決めつけて、『反抗するな!』『口答えするな!』と叱ると、子どもは口を閉ざします。
子どもが口を閉ざすと、今度は『お前は何を考えているか分からん!』と言ってさらに子どもを追い詰めます。」

「『反抗期』とレッテルを貼ると親は、子どもの『反抗(言い分)』を『時期』の問題として捉え、なぜ子どもが反抗するのか、その理由を親子関係から考えようとしなくなります。親が子どもの『反抗(言い分)』にちゃんと耳を傾けて、お互いの『落とし所』を探す作業をすれば、子どもは反抗しません。そう考えるとこの時期は、反抗期というよりも、子どもの『自己表現期』と言い換えた方がいいのではないでしょうか。」

「いい子に育てると犯罪者になります」

岡本茂樹著 新潮新書

岡本先生のこの言葉にはとても考えさせられました。

ちなみに子どもの側からの「反抗期」についての言葉がありました。


「反抗期って 整理・整とんのされていない 机の上のようなものです 

片付けなければと 思いつつ 片付けられない状態 それが反抗期

誰か助けて下さい 僕の心の整理、整とんを……」

「お母さんにマルあげる」水野茂一編 朝日新聞社から


以上、ご参考までご紹介いたしました。

次回の3/25(土)の茶話会テーマは「子どもの感性の育て方」です。知性や理性が重きを置かれがちな昨今ですが、知性や理性の部分はAIにとって代わられるのではという不安が出てきました。人間ならではの部分が感性なのではないでしょうか。皆様と考えたいと思っております。

ご参加お待ちしております🍀

En.療育ラボ保護者支援部一同